清潔に保つためにも清掃のしやすさを考えて作られている厨房機器は、
コンクリート・ブロックなどが原材料となるため撤去作業にも手間がかかります。
経験豊かな信頼性の高い業者に依頼すること、上下左右に迷惑を掛けることとなった場合に大ごととなってしまうのです。
まずは厨房機器撤去をおこなう前に
水道はちゃんと止められているでしょうか。まず確認すべき点です。
もしも出来ていないままに撤去作業を始めてしまったらたちまち水浸しです。
厨房機器のある床下には油脂分離阻集器があり、生ごみと油を分けることで地球環境を考えたつくりとなっています。
定期的に清掃することとなるグリストラップ、その前に厨房機器を撤去し、
移転なんてことになってしまうと中に廃油が残ったままの状態です。
これが臭うので、こちらも専門業者にお願いして処理をしてからおこなわなければならないのです。
水漏れや臭いの害が起こらずとも、そもそもコンクリートの破壊作業には大音量が伴います。
事前に近隣にその旨を伝えてあるでしょうか。
作業を始めてからクレームが入ったとしたら工期は伸びる一方、
余計な費用を発生させないためにも必要なことはあらかじめ行っておきましょう。
厨房機器撤去作業の流れ
事前にこれらのことをおこなって、いよいよ厨房機器撤去作業に入ります。
まずは水を抜く、日々水をかけてお掃除していたので溜まっているスペースがあるはずでこれを排水するのです。
この作業だけで1日かかることもあり、なかなか大変なのです。
水が無くなればコンクリートを破壊、断熱材に防水構造と何重にもかさなってますから
専用の機器を使う必要があります。
これが音が出る、更にはホコリも出てきますが、そのことは説明しているのですから
クレームで止められることはないでしょう。
表面を覆っていたコンクリートが取り除かれれば断熱材と配管の撤去です。
ここでも水が出てくる可能性があります。
もしも残っていたなら更に水を抜く作業が加わるのです。
その水はずっとコンクリートの裏に隠れていたもの、すでに腐ってしまっている可能性は高く悪臭も発生するでしょう。
ただここまでくれば作業の大半は終わったことに、立ち上がりブロックなどを撤去し、
細かく砕かれたコンクリートをすべてトラックで運んで終わりです。
専門業者に依頼すべき
厨房機器撤去作業は、コンクリートを崩す機械を持っているなら自分でしようと試みる方もいるかもしれません。
お金がかかる時期だけにできるならDIYで安く済ませたいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただ意外と面倒な作業であることはお分かりいただけたはずです。
厨房機器がどれだけ頑丈に作られているか、その中には悪臭や水などキケンなものがいっぱい潜んでいるのです。
素人がついついやりがちなのが、最後におこなうのが正しい手順であるはずの立ち上がりブロックの撤去です。
比較的やりやすい部分から進めてしまうのです。
でもその中には腐った水が潜んでいます。
水道が止められていないことも、どれだけ周りに迷惑をかけてしまうことでしょう。
ビルの中の一店舗の厨房機器を撤去するならもちろん、
そうでなくてもよっぽど周りに誰も住んでいないような環境でなければやめておいた方が賢明です。
無駄な費用がかさんでくることとなります。
厨房機器が置かれてるのは大抵は多くの人々がやってくる場所、そうでなければレストランも儲かりません。
なので誰であろうとも専門業者に依頼すべきということです。
順序に従って丁寧に作業してくれるようなところを選ぶようにしましょう。
尚、トラックが入りにくいような入り組んだ場所だと小さくしたコンクリートを運び出すのは手仕事に、
人件費もかかりその分費用はかかります。