■厨房機器の搬入(取付)
厨房機器と一口にいっても、冷蔵庫や冷凍庫、シンク、食器洗浄機などがあります。
しかも業務用厨房機器というだけにどれもこれもサイズも重量もあります。
ちなみに、配送に関しては軒先や車上での引き渡しになるため、
そこから先の搬入や取付は異なる業者を雇うことになります。
業務用の厨房機器の搬入では、複数の作業員が必要となりますが、店内を傷つけないように養生したり、
搬入時に専門のテクニックも要求されます。
自分たちで搬入くらいならできるイメージもあるでしょうが、
厨房機器によっては排水管の設置や給水管を繋ぐなど、取付工事をしなければならず、
業者に任せるのが問題なく事が運ぶでしょう。
搬入といっても、トラックからの荷下しまでといった場合もありますから、
搬入設置も含めての配送なのかをしっかり確認しておきましょう。
また、厨房機器の入れ替えとなるなら、廃棄処分する機器もあるでしょうから、
それをどうするのかも相談しましょう。
■搬入の流れ
業務用厨房機器は大型ですし、重量のあるものが大半ですから、運び入れるには作業員が数名は必要になります。
また、搬入経路についても一度下見をする業者もいます。
内装においては、カウンター超えをしなければならない場合もあるでしょうし、
設置場所のフロアの階数なども事前に確認した上で搬入作業を行わなければ、トラブルに繋がります。
特に、ネット購入してしまう場合、設置と仕様に注意が必要です。
寸法が合わず厨房に入らないというミスも少なくありません。
厨房機器はサイズを気にかけるものの、設置場所の寸法だけをチェックしがちです。
業者いわく、搬入経路もしっかりチェックしなければ、搬入できない可能性もあり、
返品せざるを得ないといいます。
また、電気やガスの規格や仕様が合わないケースもあります。
せっかく電気工事なりやったとしても、無駄になる場合もあります。
電気には周波数やワット数の問題もありますからチェックしておきましょう。
業者いわく、厨房機器によっては給排水の接続、ガス接続など、取付工事が必要になる場合もあり、
見積もりを取るのが良いといいます。
搬入する際には、壁などを養生、慎重に機器を運びます。
取付が必要になれば取付までが作業の流れです。
打ち合わせ、下見、見積もり、契約の締結が先にあり、納品完了となってからの支払いになります。
■業者の選び方
24時間いつでも相談・問合せできることはポイントです。
というのも、夜中にしか搬入時間が取れないというお店もあります。
また、飲食店などの搬入実績多数といった業者を選びましょう。
そうした業者は、現場の調査から見積もり、プランまで無料にて請け負ってくれるケースが大半です。
もちろん、急な依頼も対応してもらえることに越したことはないのですが、先にあげたように、
十分に下見が必要になります。
基本的には1週間以上前からの依頼になります。
また、下見をする場合には、現店舗と移転先を確認したいという業者を選ぶのがベストです。
厨房機器は、電気・ガス・水道などの設備と繋がっていますから、搬入のみならず、
移転となるなら取り外し作業が必要になります。
重量のあるものなら100キロ以上です。
床や壁を傷つけないように慎重に取り外し作業をしてからトラックに積み込むといったことも必要になるからです。
厨房機器は自分たちではできない搬入作業があります。
せっかく新しい機器を導入するなら、傷つけたくはないでしょうから、
専門的なテクニックを持つ業者に任せるのが良いでしょう。
もちろん、保証内容などもチェックしましょう。