すべての面がステンレス製の業務用厨房機器シンク、家庭用シンクとは大きく異なる点です。
ステンレス製の理由は錆びにくいから、業務用はラインナップも豊富であり、ゴミカゴ付きや水切り付きなどもあります。
バックガード付きかどうかも、厨房機器シンク選びでの判断ポイントです。
厨房に設置するシンクの数は一般的に二槽以上必要
飲食店に欠かせない厨房機器のひとつはシンク、家庭用の調理とは異なり、業務用厨房機器は大量の調理ができなければなりません。
シンクを厨房に設置する際には、通常二槽以上必要になります。
ほかの厨房機器を揃えることを考えると、シンクは一槽にしたいと考えるかもしれません。
確かに揃えるべき厨房機器は複数あるものの、シンクを二槽以上にするのには理由があります。
調理に使う食材を洗うためのシンク、もうひとつは食器洗浄のためのシンクが必要なためです。
衛生面から見ても厨房機器シンクは、食器と食材洗浄を別々に行う方が良いでしょう。
予算を考慮して選択する厨房機器ですが、保健所営業許可基準を満たす確認も必要です。
食品衛生法に基づいた厨房機器の選択は大切なこと、シンク選びも違いはありません。
万が一食品衛生法に違反した場合、飲食店開業ができないこともあります。
食器洗浄機は保健所によるものの、一槽でカウントするケースもあるため、厨房レイアウトのときにシンク一槽と食器洗浄機で、保健所の営業許可基準のクリアできるか確認しておくことです。
厨房機器シンクにはいくつかの形状がある
家庭用システムキッチンは機能性と共に色やデザインもスタイリッシュ、これに対して側もオールステンレス製なのが、業務用厨房機器のシンクです。
厨房で大活躍するシンクには、一槽・二槽・三槽シンクの形状があります。
シンプルに水槽が数字通りに分かれているタイプに、二槽シンクの片方を水切り用の台にした水切付シンクもポピュラーです。
ダスト付シンクや舟型シンク、ソイルドシンクもあります。
壁面とシンクを隔てる遮蔽物バックガードは、まわりに水が流れないようガードするのが目的です。
業務用厨房機器製品を取り扱うメーカーでは、シンクもシリーズで発売されています。
厨房では日々激しく使う機器となるシンクですから、店舗の規模や作業効率まで考慮して検討することです。
深型シンクや大型手洗いシンクなど、ニーズに適う厨房機器シンクを見つけられるでしょう。
シンクには後部にバックガード付きと、そうではない製品があるため、壁にシンクを付けての使用なら、バックガード付きを選択することです。
基準を満たす業務用厨房機器シンクを選ぼう
大量の食材を洗い食器洗浄も行う厨房機器のシンク、業務用のため家庭用より大型です。
業務用シンクを選ぶときに、保健所規定を満たす機器であることは外せません。
作業のしやすいシンク選びも大切なこと、厨房スペースを考慮することも必要です。
狭い厨房スペースなら、業務用シンクもコンパクトになります。
厨房での動きをスムーズにする、快適なシンク選びをすることです。
多くの食器洗浄を行うなら、広いシンクが大活躍しますし、深いシンクなら寸胴鍋を洗うのに向いています。
厨房スペースを効率よく使うなら、シンク下に収納棚が付いているタイプです。
扉のないものなら調理器具や洗剤もすぐ取り出すことができますし、扉付きなら収納したものを隠すことができます。
数ある厨房機器の多くは業務用ですから価格も家庭より高価、予算をセーブするなら中古の業務用シンクを検討するのも一案です。
精密機械冷蔵庫などとは異なり、中古でも業務用シンクは長期的に使用できます。
まとめ
衛生面からしても業務用厨房機器シンクは、二層以上を必要としており、これは保健所からの指定です。食器洗浄機を一槽と数えることもあるため、厨房スペースに限りがある、初期費用に余裕があるなら、食器洗浄機導入も視野に入れて良いでしょう。