厨房機器は飲食店経営にとっては重要な設備です。設備投資したものの不具合や故障することもあります。そのような場合には修理するほうがいいのか、買い換えるほうがいいのか悩みどころです。
今回は、厨房機器を修理すべきかどうか、新品・中古品から紐解いてみたいと思います。
新品厨房機器
新品の厨房機器ならば、従業員動線も良くなり、作業効率もアップします。さらに、新品の厨房機器の場合にはメーカー保証が1~3年ほどついているのが特徴です。そのため、保証期間内なら不具合や故障にも対応し、修理も可能です。
ほとんどの場合には無償にて修理依頼できることが多いです。メンテナンスサービスについては一概にいえません。
ただし、初期投資費用が大きく嵩むためにすぐに買い換えを決めるのはNG。厨房機器メーカーに問い合わせをし、適した対応を図りましょう。
故障リスクについて
厨房機器は頻度良く使用するため、故障リスクは高い設備です。しかし、新しいからといっても不具合があるものはあります。中古品の場合には「それまでの稼働実績」があり、メンテナンスも行われています。中古販売店においてはメーカー保証の範囲内だけでなく、販売店側の保証も付帯し、無償修理を受け入れるケースもあります。ダブルの保証で安心です。
中古厨房機器のデメリット
やはり、新品に比べると経年劣化や摩耗で不具合が発生するリスクはやや高まります。ここでのポイントは中古品の保証期間を確認することです。短い場合が多く、その場合には実費で修理しなくてはならない可能性もあります。
もしも、修理不可となれば、新たに厨房機器を購入することも考えましょう。安さがウリなので、そこに保証の長さをプラスさせたり、メンテナンスサービスが付帯されるかを必ず確認しましょう。
厨房機器の輸入・搬入・洗浄の専門会社
厨房機器メーカーではなく、厨房機器の輸入・搬入・洗浄の専門会社についても確認しておくと安心です。いくら新品の厨房機器を導入しても掃除が行き届かないだけで不具合が生じることもあります。
どのようなメーカーでも対応できる知識と技術、蓄積したノウハウを持っているのも特徴です。そのため、厨房機器が故障した際に「どこに問い合わせるの?」といった判断もしっかり対応できます。
厨房機器のメンテナンス履歴を、ひと機器ずつデータベー ス管理する会社などもあります。個人の飲食店と違い、ホテル、福祉施設、病院などの厨房機器ともなれば、より専門性のある会社に相談することが望ましいでしょう。
厨房機器の輸入というだけに、希望メーカーの設備を導入できますが、搬入に関しても神経をすり減らすこともあるかもしれません。搬入経路まで考えたうえで厨房機器を選ぶ必要があります。また、搬入時に扱い方が悪いことによりすぐに不具合が生じることもあります。
専門性の高い会社を利用することでトラブルを回避できるでしょう。
洗浄の専門会社というならば、メンテナンスサービスに強みがあることも理解できるでしょう。大事に扱うことにより、耐用年数を越えても現役で活躍する厨房機器もあります。もちろん、耐用年数を越えてからの修理は必要不可欠です。
おわりに
厨房機器は飲食店などでは、必要不可欠な設備です。いきなり故障すれば、修理に出す必要になります。無償だと思っていたら保証期間が切れていて、膨大な修理費が発生するケースもあります。
中古販売も考えに加えながら、メンテナンスしながら使える設備を大事にすることをぜひ、考えてみてはいかがでしょう。安心して使えるように、お客さま相談窓口で早めに疑問点を解決しておきましょう。